共通教育科目

國學院科目群

神道と文化

本学の建学の精神と神道文化を授業のテーマとする。

本学の建学の精神である神道の理解は、また多様性や寛容性を有する日本文化を理解する上で重要である。神道と深い関係を持つ本学の校史を学ぶことからはじめ、神道の古典、神社と神道思想の歴史及び祭祀・有職故実についての基礎知識を学ぶ。神道を知ることは、日本に暮らす我々が自己認識を深めることにとどまらず、国際交流・理解の基準作りにもなる。

本授業を通して、建学の精神と神道文化を理解して日本を説明できるようになること、國學院大學の歴史と、本学で学ぶ意義を理解し説明できるようになること、神道関係の古典及び神道の歴史、神社のまつりについて理解し、説明できるようになることが到達目標である。

國學院の学び
(國學院大學の歴史と未来)

日本や世界の大学・高等教育機関の発展過程を、歴史と比較の視点で考察することで、学生が自分なりの大学観を形成することを目的とする。そしてさらには、その大学観から自らが在籍する國學院大學についても批判的考察を行い、自身の学士課程教育の展望やアイデンティティーの醸成に資することをも目指す。授業内容は、高等教育論、社会学、経営史、組織論等の多様なアプローチから得た知見で構成される。大学は、中世ヨーロッパに誕生し、世界中に伝播して現在に至る。その大学は、時代や国・地域性によって変容を遂げたが、アカデミック・フリーダムやユニバーシティ・オートノミーは、程度の差はあれ等しく重視されてきた。だが、現在のグローバル化や市場化の進展は、それらを重視する大学の永続性を脅かすものでもある。このような環境の中で大学はどうあるべきか。それを本授業では、教員と学生とのディスカッションを通じて検討する。

日本文化を知る
(日本文化の普遍性と固有性)

前近代社会においては、日本独自の文化が花開いたが、これは中国を中心とする大陸文化が伝来し、それを学習した結果であった。近代以降においてもやはり同様であり、欧米の文化を継受した上で、それを咀嚼し、独自の文化を開花させた。

従って、我が国の文化の特徴を考えるためには、外来の文化との関係性を明確にする必要がある。つまり、外来の普遍的な文化が、我が国固有の文化とどのように融合したのか否か、また融合せずに特殊性を保った場合、そのままで維持されたのか否か、といった点を検証する必要がある。

本授業では、我が国の文化の多様性を様々な事例を挙げて紹介し、日本文化の特徴を考察していく。

日本文化を知る
(儀礼文化研究)

我が国の宗教文化は、とくに儀礼文化として生活の中に根付きながら、年中行事として一年のリズムを刻み、通過儀礼として我々の人生の節目となってきた。こうした伝統行事は社会構造の変化とともに変容し、現代日本人の生活を豊かにする力を失いつつある。本授業では、寿命が伸び人生百年時代を迎えた現在、人生百年時代を生き抜くための視点を発見し、解決する力を涵養する。また、儀礼文化に関する基本的な概念を理解し、現代社会における儀礼の現状と死生観について理解できること、儀礼が深く宗教文化と関わっていることを理解することを、到達目標とする。

日本文化を知る
(武道の特性と国際化)

日本の伝統文化である各種武道が、どのような過程を経て海外へ普及したのか、国際化によって生じた問題・課題は何か、異文化において武道がより良く理解され、人々の生活に寄与するにはどうあればよいかを検討する。

武道は、日本から発信された伝統文化として、海外で最も高く評価され普及に成功したものの一つと言われる。しかし、国際化に伴い、その文化性は変質を余儀なくされているとも指摘される。例えば柔道は、オリンピック種目である必然性から競技スポーツとしての側面が強調され、もはや日本人の手の及ばないところで改革が進められようとしている。一方、剣道は競技人口も多く、世界選手権なども開催していながら、武道としての精神性が変質することを恐れ、オリンピック志向を拒む傾向さえ見られる。本授業では、武道が海外でどう理解されているのかを的確に認識することにより、将来的に武道が国際社会でどのような位置をしめるべきかを考察する契機としていく。

日本文化を知る(日本文化論と日本神話)

様々な人々が「日本文化」や「日本人」の特色を語るが、その中でしばしば引き合いに出されるのが『古事記』『日本書紀』『風土記』などに残された日本の神話や古伝承である。本授業では、代表的な神話・伝承をいくつか取り上げて学ぶとともに、それらの神話や伝承に基づいて「日本文化」や「日本人」なるものの姿を捉えようとした人々の議論を、複数取り上げて講読する。講義とディスカッションを通じて、各自の抱いた疑問や気づきを深め、自分なりの考察をレポートにまとめることを目標とする。各々の論者が、神話テキストの読解・解釈を通じて、何を、どのように引き出したかたどる中で、「文化」を捉え、語ることの面白さと難しさについて考察する。

Japan Studies

In this course, students will study an introduction to the Japanese foreign policies since the end of World War II. It will examine Japanese foreign relations with major countries and critical contemporary issues from the political, economic and social perspectives. The course is designed for both Japanese and foreign exchange students and the medium of instruction is English. Students will attend lectures, conduct discussions and group presentations on selected themes, and attend field trips.

Upon completing the course, students will achieve the following goals:-
1) to be able to comprehend contemporary Japanese foreign policies
2) to be able to discuss and evaluate Japanese foreign policies in a critical and analytical manner in English.

第二次世界大戦後の日本の外交政策を中心に、主要国との外交関係を政治的・経済的・社会的な観点から考察する。授業はすべて英語で行い、交換留学生とともに、日本の国際関係における様々な課題について、ディスカッションやグループプレゼンテーションで論じ、関連するフィールドワークを行う。日本の対外政策を理解し、異なる視点から分析し、議論できるような能力を養うことを目標とする。

言語スキル科目群

基礎日本語

大学の学修に不可欠な日本語力、思考力の確認と定着を目指し、自分の意見や考えを言語化することによって、わかりやすく効果的に伝える方法を学ぶ。グループワーク等を通した論理構築の練習、レポートにおけるテーマの絞り込み方、文章構成の立て方、引用及び口頭発表の仕方の学習、大学生活に必要な敬語の知識とその使い方の書き言葉を通じた確認、熟語、同音異義語、慣用句などの基礎語彙力を測る小テストを通した語彙力の向上、これらの体験と学びを通して、自分の考えを文章にまとめながら効果的に伝える具体的な方法を習得していく。

英語 Ⅰ

身の回りのことや日本について語るための英語基礎力の育成をテーマとし、英語力の確実な基礎固めのために、高校までの学修内容も踏まえながら、基本的な語彙(発音、意味と用法)と文法事項(文の形と組み立て方)をしっかりと身につけるための学修活動を行う。授業で学んだ語句や表現に関して、意味内容や用法を日本語で正確に説明できる程度に理解し、学んだ英語を正しく再現できること、学修内容に基づいて身の回りや日本の日常的な事柄を、口頭でも文章でも英語で表現できることを到達目標とする。

英語 Ⅱ

身の回りのことや日本について語るための英語基礎力の育成をテーマとし、英語力の確実な基礎固めのために、英語Ⅰの学修内容を踏まえて、基本的な語彙(発音、意味と用法)と文法事項(文の形と組み立て方)を確実に身につけるための学修活動を行う。授業で学んだ語句や表現に関して、意味内容や用法を日本語で正確に説明できる程度に理解し、学んだ英語を正しく再現できること、学修内容に基づいて身の回りや日本の日常的な事柄を、口頭でも文章でも英語で表現できることを到達目標とする。

英語 Ⅲ

身の回りのことや日本及び授業で得た知識について語るための英語力の拡充をテーマとし、英語Ⅰ・Ⅱで学修した内容を踏まえて、英語力を総合的に伸ばすための学修活動を行う。授業で学んだ語句や表現に関して、意味内容や用法を日本語で正確に説明できるとともに、それらを英語で正しく再現できること、学修内容を応用して自分の身の回りのことはもとより、日本の社会・文物・出来事及び学んだ知識などを、口頭でも文章でも英語で表現できることを到達目標とする。

英語 Ⅳ

身の回りのことや日本及び授業で得た知識について英語で表現するための英語力の拡充をテーマとし、英語Ⅰ~Ⅲで学修した内容を踏まえて、英語力のさらなる向上を目指すための学修活動を行う。授業で学んだ語句や表現に関して、意味内容や用法を日本語で正確に説明できるとともに、それらを英語で正しく再現できること、学修内容を応用して自分の身の回りのことはもとより、日本の社会・文物・出来事及び授業で学んだ知識などを、口頭でも文章でも英語で表現できることを到達目標とする。

ドイツ語Ⅰ

ドイツ語を初めて学ぶ学生を対象とした内容を扱う。ドイツ語の初級文法と基礎的な語彙を学習し、「読む・聞く・書く・話す」の4技能をバランスよく身につけることを目標とする。日常生活や社会生活の場面や状況にふさわしい表現や文章を理解し、学生同士がペア練習などで伝え合いながらドイツ語を運用する練習をする。また、ことばは文化と密接なつながりがあるため、ドイツ、オーストリア、スイスなどのドイツ語圏の文化についても触れる。

ドイツ語Ⅱ

ドイツ語Ⅰの学修内容を踏まえて、ドイツ語の初級文法と基礎的な語彙を学習し、「読む・聞く・書く・話す」の4技能をバランスよく身につけることを目標とする。日常生活や社会生活の場面や状況にふさわしい表現や文章を理解し、学生同士がペア練習などで伝え合いながらドイツ語を運用する練習を通して、ドイツ語の定着を目指す。また、ことばは文化と密接なつながりがあるため、ドイツ、オーストリア、スイスなどのドイツ語圏の文化についても触れる。

フランス語Ⅰ

フランス語を初めて学ぶ学生を対象とした内容を扱う。あいさつの表現や、つづりと発音の関係から始め、初級文法及び簡単な会話表現を学ぶ。基本的な初級文法のメソッドに従い、文法事項としては直説法現在の動詞活用に慣れることを目指す。ただし、観光まちづくり学部の性質を踏まえ、観光にまつわる表現を多めに習得できるよう、4技能のバランスに留意しながら授業を行う。また、ことばは文化と密接なつながりがあるため、フランス語圏の文化についても触れる。

フランス語Ⅱ

フランス語Ⅰの学修内容を踏まえて、初級文法及び簡単な会話表現を学ぶ。基本的な初級文法のメソッドに従い、文法事項としては動詞の複合過去及び半過去時制の用法を理解できるようになることを目指す。ただし、観光まちづくり学部の性質を踏まえ、観光にまつわる表現を多めに習得できるよう、4技能のバランスに留意しながら授業を行う。また、ことばは文化と密接なつながりがあるため、フランス語圏の文化についても触れる。

中国語Ⅰ

中国語学習の基礎固めを行う。まずは、教員の指導の下で練習を繰返すことによって、中国語の正しい発音を身につける。発音に関して一定の理解を得た後は、正しい発音に留意しつつ、実際に使われる会話文を用いて、基本的な文法事項及び、それらを含むフレーズを学ぶ。また、会話文を活用することによって、読む・書く力だけでなく、聞く・話す技能についてもバランス良く学ぶ。なお、言語活動と不可分な文化的要素についても適宜解説する。

中国語Ⅱ

中国語Ⅰの学修内容を踏まえて、中国語の基本的能力を向上させる。まずは、中国語Ⅰで学んだ発音について、実際に正しく身についているかどうかを確認し、習得しきれていない発音を重点的に練習する。その後、実際に使われる会話文を用いて、さらに多くの文法事項を理解し、それらを含むフレーズを学ぶ。また、会話文を活用することによって、読む・書く力だけでなく、聞く・話す技能についてもバランス良く学ぶ。なお、言語活動と不可分な文化的要素についても適宜解説し、総合的な中国語の理解を目指す。

コリア語Ⅰ

コリア語の発音・文法を基礎から詳しく学習する。まず、コリア語の文字であるハングルの発音を習得する。次に会話や作文などで必要となる指定詞の肯定形と否定形表現、基本助詞の使い方、用言の活用などを学ぶ。到達目標としては、コリア語の基本文法を説明できること、コリア語を学びながら韓国・朝鮮の文化に関心を持つこと、コリア語の自学自習の習慣を身につけること、ハングルを正確に発音できるようになること、基本文法を理解して簡単な会話・作文ができるようになることを目指す。

コリア語Ⅱ

コリア語Ⅰの学修内容を踏まえて、コリア語の発音・文法をさらに詳しく学習する。まず、会話や作文などで必要となる尊敬形、用言の変則活用、連体形の作り方などを学ぶ。さらに下称形の文章の読解方法についても学ぶ。到達目標としては、コリア語の基本文法を説明できること、コリア語を学びながら韓国・朝鮮の文化に関心を持つこと、コリア語の自学自習の習慣を身につけること、ハングルを正確に発音できるようになること、基本文法を理解して文章の読解と簡単な会話・作文ができるようになることを目指す。

スペイン語Ⅰ

初心者を対象とし、スペイン語での基本的なコミュニケーション能力を養う。到達目標としては、スペイン語で自己紹介ができ、身近な人や日常生活についても簡単に紹介ができること、食事や買い物などでの基本的なやりとりができることを目指す。文法事項としては、まず発音に親しみ、名詞の性・数、冠詞、形容詞、ser動詞、estar動詞、hayの用法、直説法現在-規則動詞までを学ぶ。同時に、日常生活を扱った会話表現を練習することにより、コミュニケーション能力を身につける。また、映像や音楽を通して、スペイン語圏の国々の多様性に富んだ文化に触れる。

スペイン語Ⅱ

スペイン語Ⅰの学修内容を踏まえて、スペイン語での基本的なコミュニケーション能力を養う。到達目標としては、自分自身の望みや好みを述べたり、相手に尋ねたりできるようになること、許可や依頼の表現ができるようになることを目指す。文法事項としては、規則動詞の習熟、直説法現在-不規則動詞、動詞gustar、目的格人称代名詞を学ぶ。また、映像や音楽を通して、スペイン語圏の多様な文化に親しむ。

STEM系科目群

コンピュータと情報 Ⅰ

コンピュータ利用方法の基礎を習得する実習形式の授業を行う。授業内容は、大学生活におけるコンピュータの利用を主として考えた構成となっている。具体的には、ワープロソフトを利用した文字入力の詳細・案内文書の作成・レポート作成などの文書作成・図や表の作成・掲示物の作成を行う方法、表計算ソフトを利用した計算処理・グラフの作成を行う方法、プレゼンテーションソフトを利用した発表スライドの作成を行う方法、インターネットを利用したホームページの活用方法・メール送信時のマナーなどを学ぶ。

また、ファイル管理方法についても解説し、授業で作成したファイルを整理する方法を学ぶ。

コンピュータと情報 Ⅱ

現在の情報化社会においてワープロ(Word)と表計算(Excel)は必須のアプリケーションと言える。本授業では、コンピュータ教室でパソコンを操作しながら学ぶ。最初は比較的操作が簡単なWordから始め、その中でWordの知識と技術だけでなくExcelに関しても学ぶ。次にExcelの基本的な関数・セルの参照法・条件式の使い方を学ぶ。基本的な知識と技術が身についた後に、乱数の使い方・検索の利用法・文字データの処理ができる応用へと進む。また、グラフを利用したデータ分析の方法も学ぶ。

情報科学入門

情報処理科学及びコンピュータやネットワークに関する社会的な諸問題を扱う。情報処理科学の入門的な内容として、人間の情報処理や処理手順を図式化するフローチャートを学び、コンピュータ科学の基礎である2進数や16進数の解説を通して、情報の数値化に関する理解を促す。

コンピュータの歴史的な発展の1つである人間とのインターフェイス、インフラとして整備されたインターネット、生活環境の中におけるネットワークの利用方法、ロボットや人工知能も取上げ、社会的な影響やこれからの発展について考察する力を養うことを到達目標とする。

地球環境と人間

私たちの住む地球は、青い海、緑の森や草原、赤い砂漠、白い氷河などの多様な環境に恵まれ、生命で満ち溢れている。この地球はどのように誕生したのか。豊かな地球ではあるが、ひとたび災害が起きると私たちの生命を脅かす。近年、「過去最高の」「経験したことのない」という形容の大雨や土砂災害、大雪、地震などが相次いでいる。

本授業では、地球の誕生や、生命を維持している地球環境のシステムを学ぶ。さらに、近年地球上で相次いで発生している地震、火山噴火、豪雨、強力な台風の仕組みと脅威について知識を深め、日常生活の中で少しでも安心・安全に暮らすための防災や減災の方法を身につける。

宇宙物理学入門

最近の科学、特に宇宙論と物理学の発展によって、極大の世界と極微の世界には深い関わりがあることが明らかになってきた。ここでいう極大の世界とは太陽などの恒星や宇宙であり、極微の世界とは原子、原子核と素粒子の世界のことである。太陽はなぜ輝くのかそれはいつまで輝き続けるのか、我々のまわりの物質はいつどこで生成されたのか、宇宙の始まりはそして終わりはあるのか。これらの疑問には、極大の世界と極微の世界を調べ両者の関係を明らかにすることによって初めて答えることができる。本授業では、主に宇宙論と物理学を通し、これら両極の世界を概観して両者の結びつきを理解し、どのような結果が得られるかを考察する。

科学的思考法

科学技術の進歩により、我々は快適な暮らしを送ることが出来ている。今や科学は我々にとって当たり前のものである。しかし、我々は「科学的」ということを本当に理解できているのだろうか。多くの情報が飛び交う今日、それらから正しい判断が出来なければ、容易に落とし穴にはまってしまう。そこで「科学的に考える」とはどういうことなのかを考える。

科学的概念は、科学的内容と科学言語との関係を成立させることによって形成され、科学的見方・考え方は判断や推論を通して科学的概念を関係付けることにより形成される。科学教育は、科学的概念の体系を学び、科学的な見方や考え方を育成することを目指している。本授業では、「科学的」であるとはどういうことかを理解する。自然科学の形成過程、特に現代の自然科学の確立過程において、学者たちがどのような思考を行ったか、具体的な事例を見ることで科学が持つ論理構成と、何が科学を特徴付けるかを理解する。

シチズンシップ科目群

法学(日本国憲法)

個人が尊重される社会を形成・維持するための政治(統治)の仕組みとして、国民主権、権力分立、選挙制度、国会、内閣、裁判所、地方自治制、象徴天皇制を取り上げる。また、個人が尊重される社会を形成・維持するための立法や行政の活動が、反対に、個人の尊重を害することがないようにするための人権保障の仕組みを取り上げる。人権保障の領域では、重要な最高裁判所判例を取り上げるが、批判的吟味の前提となる判例の内在的理解に重点を置く。到達目標は、日本国憲法及び関連する法律学の基本的知識の習得、具体的には、基本概念の定義ができること及び、ある論点について通説・判例を踏まえて説明できることとする。

法と社会参加
(企業での活動と法)

株式会社は経済社会を支える重要な主体である。企業活動を通じて多くの消費財やサービスが市民に提供され、市民は株式会社の経営者又は従業員として企業活動に関わり、そこから生活の糧を得ている。このように企業活動と密接な関係があることから、企業活動に関する法制度の意義や役割を理解することは重要である。

本授業では、企業の経済活動にかかわる法制度として、会社法を中心に株式会社の仕組み、企業の責任、契約やその履行の確保などの基本的な事項について、条文を確認しつつ解説する。また、実務的な観点や経済社会の動向に関心を持つために、テーマに合わせて株式会社を巡る最新のニュースなどを適宜取り入れる。

株式会社に関する法制度について基本的な知識を習得することを到達目的とする。

政治と社会参加
(社会を変えるNPO活動)

日本では、1995年の阪神淡路大震災以降「市民活動」への関心が高まり、1998年の特定非営利活動促進法(NPO法)の施行を契機に、NPO活動が活発になった。

本授業では、NPO・社会的企業・協同組合などの非営利組織とはどのようものなのかを理解した上で、日本だけなく外国の事例も検討し、社会課題に対してどのようなアプローチがあるのかを考察する。そして、NPOを具体的につくることを想定しながら、グループワークを行う。さらに、グループごとに、NPOの事業プランを作成して発表し、社会課題に対して、個々人がどのようなことができるのかを議論する。

行政と市民生活(デジタル時代の行政と社会)

近代国家の官僚制は、情報通信技術を権力の道具として取り入れることを通じて発展してきた。ところが、今日の日本では、政府のウェブサイトの使い勝手の悪さや、IT調達の失敗といった問題が繰り返し指摘されているように、情報通信技術を扱う行政組織の専門性に対する評価は決して高くない。デジタル化の進展が、肥大化した行政の官僚主義を打破し、効率性をもたらすという期待がありながら、それが実質的な成果を生み出しにくいのはなぜなのだろうか。この授業では、近代以後の官僚制化の歴史を踏まえながら、情報通信技術の変化と行政の変容について議論する。

専門教養科目群

比較文化論 Ⅰ

本授業では、まず「文化」及び「文化交流」とは何かを、辞書等の定義をもとに確認する。また、日本語に取り入れられた外来語の起源を辿り、日本と外国の関わりを考える。その後、日本と海外の歴史的な東西文化交流を中心に、古くは奈良時代における唐との交流から、中東生まれの『千一夜物語』が日本で受容されるまでの歴史、浮世絵とジャポニズム、ジョン万次郎ら漂着者たち、キリスト教の伝来と普及、日本におけるキリスト教の弾圧、鎖国日本における文化交流、世界に受容される日本の映画とテレビアニメ、日本から海外への移民の歴史を概観し、文化交流の意義を考える。

日本の経済

本授業は、経営や会計を含む広い意味での経済学を初めて学ぶ人のためにある。日本経済や日本企業がどのような問題に直面しているのか(してきたのか)を示し、そうした諸問題を理解するために必要な基本的知識を提示する。そうした学習を通じて、ミクロ経済学、マクロ経済学、金融、財政、労働経済、国際経済、経営学、会計学など、実に多様な広がりをもつ広義の経済学のより専門的な学習・研究へと受講生をいざなう。日本経済や日本企業が抱える様々な問題に一層深い関心を抱き、それらの問題群の中からさらに深く追究したい課題を発見できることを到達目標とする。

経済理論入門

私達の人生は経済との関係の中にあると言っても過言ではない。仕事や消費などの私達の活動そのものが経済の一部となると同時に、経済状況が私達の生活や意思決定を左右する大きな要因となる。経済の仕組みやあり様を理解することは、私達一人ひとりの生活だけでなく、国家の発展にとっても重要である。経済現象や経済問題について、自分なりに経済学を基礎とした考えができるよう、理論と現実の両面から基本的な経済学の知識と考え方の修得が必要である。本授業では、市場の働きを中心として学ぶ「ミクロ経済学」と、経済全体の経済状況を理解する「マクロ経済学」の基本的な知識や分析方法、そして考え方を学ぶ。私達が生きる現在の経済の仕組みを理論と現実の両面から理解できるようになることを到達目標とする。

経済経営数学入門

いまや文系・理系を問わず、数学の基礎知識は、社会人になってビジネスの色々な課題に直面した時にこそ威力を発揮する。本授業では、そうした卒業後も視野に入れつつ、経済学、経営学、会計学の様々な分野で役立っている数学の初歩を学び、数学的な思考力を鍛える。方程式や1次関数などの中学レベルの知識から始め(それらをしっかり復習し)、微分や偏微分、その応用としての制約付き最大化(最少化)問題、データ分析には不可欠な確率の基礎など、「使える」ことを目標にしっかり学習する。

経済学史入門

人類は多様で複雑な経済現象を、どのように理解してきたのだろうか。この問題に答えようとする場合、経済現象を理解しようとした学者達の努力、すなわち「経済学」とともに、理解の対象となった経済現象そのもの、すなわち「経済史」についても知らなければならない。そして、経済現象は時代とともに変化するものである以上、それを理解しようとする試みとしても経済学もまた変化し続ける。

本授業では、こうした経済現象と、それを理解しようとする試みとの相互作用という知性史としての「経済学史」を、主要な学派・学説や分析方法、そして代表的な経済学者に限定して説明する。具体的には、アダム・スミスを代表とする「古典派」経済学、レオン・ワルラス等による1870年代の「限界革命」以降の「新古典派」経済学、「ケインズ革命」に始まるケインズ経済学とその発展、そしてそれへの反動としてのミルトン・フリードマン以降の「新しい古典派」経済学までを学習する。

ライフデザイン科目群

スポーツ実技A

各種スポーツが備える要素(はやさを競う、奪い合う、的にあてる、物をやり取りする、力をくらべる、できばえをくらべる、さがす・見つける、追い詰める・追いかける、不意をつく)などが具体化された競技スポーツ種目のタスクゲームを体育的に実践する。その中で、体育・運動として優れた点や実施上の課題について検討し、ルールの発展的改善、戦略・戦術の開発を試みる。

具体的には、参加の促し方、実施の容易さ、ルールの柔軟性、バリエーションと新たなゲーム創作への発展性、場所的制約など制限条件の克服、性差・年齢差・技能差・体力差の均衡と調和、疲労度、展開の意外性・不確定性、勝敗の明瞭性、勝敗の意味づけと楽しみ方、などを留意事項としてゲームを構成していく。さらに、勝敗を競う中に現れる「かけひき」を理論化、法則化し、スポーツとしての戦略的意志決定によって行動し勝利をものにできるかどうかを学ぶ。

スポーツ実技B

身体活動を通じて自身の身体について理解を深め、スポーツ・運動の重要性を学ぶということをテーマに実技を行う。自身の健康維持増進のために運動・スポーツ情報を活用できること、協調性をもって他者と共に運動・スポーツを積極的に実践できること、実施された種目の技術を向上させる工夫ができること、スポーツや運動を習慣化させることの意義について説明できることの4つを、到達目標として設定している。この目標を達成させるために、教材として扱うスポーツ種目による身体活動を通じて、自身の健康・体力と体調を把握する能力を養いながら、定期的な運動実践の習慣を身に付けられるようにすること、学生同士の協力活動を通してコミュニケーション能力・協調性を学び社会能力を養うことを目的に授業に参加する。

スポーツ科学論

スポーツや運動が人々の普遍的価値である健康に及ぼす影響について、最新の科学的知見をベースに解説する。具体的には、肥満症やメタボリックシンドローム、糖尿病といった代謝性疾患、虚血性心疾患や脳血管疾患などの循環器疾患、骨や骨格筋の加齢に伴う機能低下(ロコモティブシンドロームやサルコペニア)、認知症や鬱病といった脳及び精神疾患に及ぼす運動スやポーツの望ましい影響と効果的な実践方法について講義し、理解を促す。さらに、大学生の運動意欲促進を目的として、各種トレーニング(筋力トレーニングなど)の効果的な方法についても解説する。本授業を通して、学生が健康やスポーツに対するリテラシーを高めることを目標とする。