地元の人が食べているものを探す「異日常」の旅とは

食は、「食べる楽しみ」のほかにも、「見つける楽しみ」「体験する楽しみ」などもあります。働き方やライフスタイルが多様化する中、食を通したこれからの観光の在り方を見つけるヒントになるかもしれません。

食を通して地域らしさを楽しむ

旅行をするとその土地ならではの料理が食べたくなります。インターネットや観光客向けのガイドブックで紹介されている料理を食することに加えて、「地域らしさをより楽しみたい」と、地元の人が通うお店を探す人も増えています。また、観光地やリゾート地に長期滞在したり、リモートで働きながら休暇を楽しむワーケーションをしている人にとっては、毎日ご馳走ばかり食べ続けられません。そのため、商店街やスーパーに足を運び、地元の人が食べているメニューや、自分の暮らす地域では滅多に見ることのできない食材を仕入れて自炊する人も増えています。これも、日常とは異なる「異日常」を味わう楽しみ方の一つです。

地域らしさが耀く魅力的な日常の食

商店街が観光スポットに?

國學院大學のキャンパスがある東京や横浜にも、昔から地元の人々に愛されているお店や商店街があり、話題のメニューを提供するお店もあります。このような商店街に足を運び、地元の人とやりとりしながら「食の向こう側」をのぞいてみると、その地域の人々の暮らしや、なぜこの場所に商店街ができたのかなど地域の成り立ちも見えてきます。商店街は全国各地にありますが、もしかすると、今後は地元の商店街や個性的なスーパーが新しい観光スポットになるかもしれません。

地元の人とのやりとりで地域を知る

商店街は地域の食に出会える場である

【教員プロフィール】
米田 誠司 教授

観光政策、観光まちづくり、観光産業、地域政策、移住政策

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